信仰から義理の時代になった

実家に帰った際、父親の終活の一環なのか、お墓の話になりました。
もともと、お寺にご先祖の遺骨が納められていたが、父親が成人した際に霊園墓地に移し替えという話もそこで聞きました。
折が合わない親族がいたという理由が強いが、費用の面をみても市営の霊園墓地は安く、寺を分けてまで預けることは考えなかったと聞きました。
墓を引き継いで欲しいと言うのが話の始まりではあったが、立地の遠さや、維持費の具体的な話になったときにお墓のマンションという話が上がりました。
少し前にテレビの特集でやっていて、たまたま同じ番組を見ていて話がかみあったのです。

今の時代、仏壇・仏間は減り、信仰というものはそこまで身近ではないのかもしれません。
でも、父親から頼まれれば、そこに断るという選択肢はないわけです。
立地や利便性、値段、維持費を考えると、マンション型に切り替えるのが我が家だけでないのは頷ける話です。

マンション型のお墓というのは、お墓が立体駐車場になったようなイメージです。
お墓も近代化、効率化されて、現代の低価格路線のニーズにうまく乗っかって来ていると感じさせてくれます。
はじめはちょっと抵抗感があるのですが、その利便さや、多様で明朗な価格プランから利用者が増えてくると、その抵抗感は段々と薄れてくるから不思議です。
土地が高い日本において、ご先祖様にも平屋ではなくマンション住まいについて理解をいただく時代なのかもしれません。
ご先祖様がお盆時期に帰って来たいのは、
お寺の知らないお坊さんのところなのか?
遠い山の中の霊園で霊園管理人さんしかいないお墓なのか?
機械式で近代的かもしれないけど、家族や子孫が待っている都会のお墓なのか。

私ならば、子孫に負担をかけず、気軽に会いに来てくれる方を選択します。